加藤巍山展「天地開闢」

加藤巍山展

毎年3月に開催される「アートフェア東京」は、日本最大級の国際的なアート見本市として知られており、海外のギャラリーも含め、今年は144軒のアートギャラリーや古美術商が参加します。

 

今回はYUMEKOUBOU GALLERYとして、

加藤巍山展 「天地開闢(てんちかいびゃく)」を開催する運びとなりました。

 

仏師であり彫刻家でもある加藤巍山(かとうぎざん)さんについて、ご紹介します。

 

仏像を彫ることに対して、日本古来の伝統的な流れを大切にしながら真摯に向き合い、さらには日本の古典や歴史、仏教、神話を題材とした彫刻作品も意欲的に創作されています。

 

祈りや信仰の対象物である仏像を彫るということは、道具を使って形を作り出すだけではありません。そこには、仏に対する帰依や信仰心がなくてはならないでしょう。自分の思い通りにしたいという考えやエゴ、慢心はおそらく不必要なものです。どんな自分で仏に向かい、どんな自分で鑿を入れるのか。

 

心を真っ直ぐにして行う作業は簡単ではなく、自分自身と向き合う大切な時間となっているのでしょう。

彼は、以前雑誌のインタビューでこう話されています。

 

「仏師の仕事というのは作為を消して様式に隷属していくこと、突き詰めると仏の意志に隷属すること」

 

仏師としての彼の作品は、まさに信仰心が核をなしています。

 

※掲載している写真の作品は、今回の展覧会の出展作品ではございません

加藤巍山展

宗教的な意味が深い「仏師」という仕事。

 

彼はその役割を担いつつ、自分自身から現れるものを形にする「彫刻家」という顔も併せ持っています。

彫刻家として彼が表現するものには、独特の世界観があります。

 

他を寄せ付けない存在感、深い愛情からの慈愛、祈りという普遍的な美しさ。

どんな作品も彼自身から現れたものであるけれど、そこには歴史や伝統、文化、民族に根差した日本の美意識が共存しています。

 

だからこそ、心の奥深くに入り込んできて、私たちを圧倒するのです。

 

彼はいつも自分自身に問い続けています。

自分とは・・・

世界とは・・・

宇宙とは・・・

自己の本質は普遍であるという真理

 

 

「彫る」という行いで自己を探求し、

見る人たちにその問いかけと気付きを与えているのです。

 

 

 

 

 

※掲載している写真の作品は、今回の展覧会の出展作品ではございません

■開催概要

 

ART FAIR TOKYO 2023

 

 加藤巍山展 「天地開闢(てんちかいびゃく)」

 YUMEKOUBOU GALLERY ブース N041

 

2023310日(金)~12日(日)※39日(木)は招待客のみ

11:00 ~ 19:00 (最終日は16:00閉場)

 

東京国際フォーラム ホールE/ロビーギャラリー

100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目51

 

入場チケット購入には事前オンライン予約が必要となりますのでご注意ください。

※加藤巍山展に関してのお問い合わせはこちら

    n.yumekoubou@gmail.com

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