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立春を迎えましたね。
とは言え、朝夕はもちろん日中の気温も冷たく、京都市内でも北の方面では、先日降った雪が解けずに残っています。
けれど少しずつ、陽射しに変化があったり、早春の花が咲き始めたりしています。いつもの景色も、意識的に見るとその変化に気付くことができます。日頃から小さなことに心を寄せるゆとりを持って過ごしたいものです。
京都店では、春を感じるような大きな日本画が展示してあります。
「二十四華商店街」
田島周吾
屏風のように見えますが、6枚のパネルを並べて1つの作品に仕上げてあります。筆や色使いが丁寧で優しく繊細でありながらも、個性豊かなデザインは印象的で見応えがあります。
この作品は、タイトルにあるように24種類のお花が描かれているようです。もちろん数えましたが、私自身、花の名前が分からないものがありました。そして所どころに花に関するお店屋さんがあったり、お地蔵さんがおられたり。ほんとに小さく細かく描かれていて、すごいなーって思います。ずっと見ていても飽きることがありません。
古典的な日本画のイメージを保ちつつ、現代的な色やユニークな物語がそこにあって、田島さんの世界観が伝わってきます。
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豊富な色使い、濃い色も淡い色も透明感があるような心地良さがあります。
その人柄を表わすような優しさ、日常の小さなことに対する観察と気づきを大切にされてるのかもしれませんね。
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花はもちろん美しいのですが、画面の中にいる猫や蝶も魅力があります。
田島さんの作品には、動物や魚などを描いた作品も多数あるようです。
ぜひ、暖かくなる頃に京都店へ見に来て下さい。